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緑内障って?

こんにちは、衣笠店スタッフ岡田です。

今年も残りわずか、年越しの準備であわただしい方も多いでしょう。
そんな年の瀬ですが、12月24日に放送されたEテレ「チョイス@病気になったとき」
のテーマは「緑内障」でしたね。ご覧になりましたか?

40代以上の20人に一人が「緑内障」といわれる目の病気です。
視野が欠ける、狭くなるなどの症状があり、失明に至ることもあります。
日本人の最も多い失明原因でもあるのが「緑内障」です。

眼圧が高い状態が続くと、視神経が障害され「緑内障」となりますが
眼圧が正常でも「緑内障」を発症することもあり、その原因は
特定されていません。また、日本人の「緑内障」患者の約7割は
「正常眼圧緑内障」と言われています。


緑内障の初期は自覚症状がなく、片眼の視野欠損を反対の眼が
補ってしまうために気が付きにくいという特徴があります。
両目では気が付きにくいので、片目ずつ見え方に異常がないか
時々チェックすることを習慣づけるといいかもしれません。


もし「緑内障」と診断された場合には眼圧を下げる、というのが
進行を抑えるための治療方針となります。
点眼薬での治療は1日に何回も点眼しなくてはいけなくて大変、
という話はお客様よりよく聞きますが、最近では2種類を併せた
点眼薬の開発も進んでいるようなので、少し楽になるかもしれませんね。
また、目の状態によっては白内障の手術と同じ水晶体再建術を行って
眼圧を下げることもあるようです。

残念ながら、一度障害された視神経は元には戻りません。
セルフチェックと同時に、定期的に眼科で検査を受けることが
やはりとても大事になってきますね。

コラム ] 2023-12-26