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めがねに関するさまざまなコラムをお届けします。

メガネと金属アレルギー①

皆様、ご無沙汰しております!
スタッフの津城です。

2022年1月から1年弱、病気療養のためお休みをいただいておりました。
現在は回復し、2022年11月より元気に勤務しております(/・ω・)/
新人の頃に戻ったつもりで、また日々勉強を重ねていきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします!


さて、今回のテーマは『メガネと金属アレルギー』。
この1ヵ月の間に、金属アレルギーをお持ちのお客様とお会いすることが何度かあり、
「どうして起きるのか」「どんな金属が原因になるのか」「メガネを選ぶ時に気を付けることは?」など……
お客様が疑問に思われるのはもちろん、私自身も一度詳しく調べたいと思いました。
①では「金属アレルギーはどうして起きるのか」「どんな金属が原因になるのか」についてお話ししていきます('ω')


簡単に、金属アレルギーとは…
皮膚の一部に長く触れている金属が汗や体液などで溶け出し、体内のタンパク質と結合することで、かゆみや赤く腫れるなどのアレルギー反応がおこる病気のことです。
特に指輪、ネックレスなど、皮膚に長時間触れたままでいるアクセサリーは、金属アレルギーを起こす原因となりやすいものです。またメガネのフレームも、素材によっては金属アレルギーの原因となる場合があります。
(下の画像はイメージです)

では、どの金属がアレルギーを起こす原因になりやすいのか。
代表的な金属は、「ニッケル」「コバルト」「スズ」「水銀」「パラジウム」「クロム」等です。
特に「ニッケル」は、以前から合金としてフレームに使われていたり、メッキにも使われていました。
そのため、ニッケル素材のフレームを使用したことのある方も多いのではないでしょうか。
ニッケルは、他の金属に比べて溶けだしやすい性質を持っているため、ニッケルを身につけている人が汗をかくと、汗に含まれる塩素イオンの作用でより溶けだしやすくなり、アレルギーの原因となりやすいとされています。


一方で、アレルギーを起こしにくいといわれるのは「金」や「チタン」です。
この2つの金属は汗で溶け出しにくいため、金属アレルギーの方でも安心して使うことができます。
特にチタンは、金属フレームの素材として使われることが多く、軽くて丈夫なことからも選ぶ方が多い素材です。


ここまで、「金属アレルギーはどうして起きるのか」「どんな金属が原因になるのか」についてお話ししてきました。
次回、『メガネと金属アレルギー②』では、チタンフレームの簡単な見分け方、
当店オススメのチタンフレームをご紹介したいと思います。
金属アレルギーの方も、そうでない方も、今後のメガネ選びの参考にしていただければ幸いです。
コラム ] 2022-12-31